どんな問題でも、初めて解くときは、
誰にとっても文字どおり「初見」になります。
しかし、論点としては知っていたり、
形式的にもどこかで見たことがあるような問題も出題されます。
昨年の論文式試験の第3問は、
リースも吸収合併も、初見ではないような問題でした。
本当の意味で「初見」の問題は、
その論点「知らんがな」という問題。
例えば5月短答に出題された、
賞与引当金じゃなくて未払費用になるとか、
昨年出題された建設協力金などですね。
本当にまったく知らんがな、という論点。
これを「真の初見」と名付けます。
真の初見問題が出題されたときの対応方法は、
主に2つあると考えています。
いずれも、指示に着目しましょう。
無視法
そのまんまです。
管理会計論で習いましたよね?
無視しましょう。
知らんがな一蹴法ともいいます。
知らんがな、と一言つぶやいて、飛ばしてしまう。
真の初見の問題で、指示があいまいなケース。
もしくはまったく指示がない場合もあるでしょう。
見たことなくて、指示もない。
これはもうお手上げです。
よっぽどのこと(問題の流れから分かるとか、
理論にヒントがあるとか)がない限り、
後回しして下さい。
指示に従う法
作問側もある程度こちらのレベル感を把握していますので、
明らかに難しすぎる場合には、指示が詳細に書かれることも。
このような問題は、じっくり読み進めていけば解けることがあります。
むしろ意外とあっさり解けてしまうこともあり得ます。
見たことのない論点が出題されたときに、
手を付けるかどうかの判断基準の一つとして、
指示が詳細に書かれているか(誘導的になっているか)
を意識してみましょう。
見たことないから何も考えずすっとばす
これはあまりオススメできません。
特に論文は計算の箇所が少ないですから、
なるべくチラッとは目を通すようにしてみていただければ。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
今日は五反田で仕事のあと、
渋谷で答練解説です。
【睡眠記録】
1:30~7:30