プロゲーマーである梅原大吾さんの最新作を読みました。
梅原さんが日本一になるときどんなことを考えていたか。
プロになってからどんなことを考えていたか。
彼の頭の中をさらけだした本です。
不確実な圧勝より,60対40で着実に勝つ方が強い
会計士の勉強をしていたとき,
たまにものすごい高い点数を取れたことがありました。
しかし,それは長続きしませんでした。
良いときは良いけど悪いときはすこぶる悪い。
これでは,試験で結果を出すのが難しいです。
それよりは,毎回安定的に平均点より少し上を取れている人の方が,
最終的な結果は良いことが多い気がします。
勝つときは50目差で勝つけど負けるときは50目差で負ける囲碁を打つ人より,
毎回2目差で勝つ囲碁を打つ人の方が強いのと一緒です。(たぶん)
どうすれば着実に勝てるようになるのか。
常にそのことを考えていたいものです。
正しいことを積み重ねた先の個人差,それが「個性」
自分のオリジナルを作ることは大切なことだと思います。
しかし,囲碁に定石があるように,
連結の問題を解くときにタイムテーブルを書くように,
何事にも正攻法のやり方があります。
それをしっかり積み重ね,身に付けた後に出てくるのが個性であり,オリジナリティなのです。
最初から個性を出そうとしても失敗に終わってしまうでしょう。
守破離の順番が大事なのです。
小さな変化を積み重ねよう
彼の主張で一貫しているのは,
小さな変化を繰り返すことが成長につながる
ということです。
僕が1日1挑をしているのも,これに共感したからです。
(元ネタは井ノ上さんです。)
プロと呼ばれる人たちはみんな同じなんじゃないかなと。
代表的なのがイチローです。
「小さなことを積み重ねることがとんでもないところへ行くただ一つの道」
というコメントはあまりにも有名です。
小さな変化や小さな成長の積み重ねは,
プロと呼ばれる人,一流と呼ばれる人なら間違いなく行っていることなのです。
プロの頭の中を覗きたい方。
感情のコントロールがうまくできるようになりたい方。
変化のない日常に飽き飽きしている方。
オススメです。
本作も読み応えのある本でしたが,
個人的には以下の2作品の方がより刺さることが多く感じました。
これらもいつか記事にしようと思っています。
特に勝負論は,難関資格を目指す受験生にとって必読図書でしょう。
オススメです。
★★★★★★★★★★
【編集後記】
これから盛岡へ行ってきます。
久々の東北なので楽しみです!
【1日1挑】
JR週末パス購入
ないすとぅみーとぅ!