電気をこまめに消しましょう。とトイレに貼って満足していませんか?

気づき
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誰もが1度は言われたことのある言葉です。

 

電気代は、節約すればすぐ結果が出てきます。
分かりやすく金額で現れてくれますよね。

毎月の電気代が10000円から9000円に減れば、
なんと前月比10%もダウンさせられました!
社長、おめでとうございます!!!

電気代や水道代などは固定費と呼ばれます。

売上があろうがなかろうが、
毎月いくらかはかかってきますので、
「固定」費です。

この固定費を削減できれば、
売上が変わらなければ、利益は増加します。

だから、

経費削減じゃーーー!!

電気を消すんじゃーーーー!!

裏紙を使うんじゃーーーー!!

蛍光灯一本間引くんじゃーーー!!

と躍起になるのです。

確かに、それで経費削減はできるでしょう。
しかも結果がすぐ出るので分かりやすい。
よくやった!となる気持ちもわかります。

しかし、本当にそれでよいのでしょうか・・・?

1000円の節約の裏で、失われているものがあるのではないでしょうか。

トイレに行くたびに電気消せ!電気消せ!
と言われたらどういう気持ちになるでしょうか。

従業員の心はおそらく徐々に変化していくでしょう。
電気を付けたり消したりするたびに、
コストカットコストカットコストカットコストカット・・・
と無意識に脳内で回すことになります。

その積み重ねが、知らず知らずのうちに
従業員の意識を変えていきます。
コストをカットすれば褒められるぞ!
という間違った思考になってしまう可能性があるのです。

何をするにもコストを最優先に考えるようになってしまう。
何をするにもコストのかからないほうを選択するようになってしまう。

そういった、見えない影響も気にする必要があります。

無駄な固定費はもちろん削減すべきです。
が、それによって失われるものがあるかもしれないってことを
社長は知っておくべきです。

電気の付けっぱなしは環境にもよくないことかもしれません。
しかし、金額で考えたときに、どれだけのインパクトがありますか?
その節約がないと倒産するくらいまずい状況ですか?

電気消せ

より

利益増やせ

と張り紙してその意識を徹底させたほうがよっぽどいいんじゃないかしらん。

この辺はMGやると本当によく分かりますよ。
固定費を削減してもいいことはほとんどありませんw

見えないものを見るのが社長の役目。
従業員に間違った意識を知らず知らず植え付けていないか、
検討してみてもよさそうですね。

あ、個人でやるようなビジネスはまた別です。
我が家もそろそろ、
電気からロウソクへ。
ガスから火打石へ。
スマホから黒電話へ移行かなぁ。。。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

今日は連結キャッシュ・フロー計算書の講義です。

 

【睡眠記録】

1:00~7:00
いったん5時前に起きるも撃沈。

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