Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その13~レース編その2

トライアスロン
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2015年3月8日,第1回久米島トライアスロン大会に参加してきた。

人生で初めてのトライアスロンは二度と経験出来ない。

何回かに分けて,思い出しながら,振り返ってみようと思う。

完全なる日記となるので,暇な方のみお付き合いいただければ幸いだ。

過去のエントリは以下からご覧いただきたい。

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その1~決意編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その2~メンバー紹介編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その3~買ったもの編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その4~事前練習編その1

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その5~事前練習編その2

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その6~事前準備編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その7~久米島入り編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その8~レースまで編その1

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その9~レースまで編その2

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その10~レースまで編その3

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その11~レース当日の朝編

Road To Triathlete~第1回久米島トライアスロンでトライアスリートになったカナヅチ男の物語その12~レース編その1

★★★★★★★★★★

足が着かない恐怖で25mで後ろを振り返る

一斉にスタート。

ポセイ丼のメンバーも,最前列ではないものの,

後半の前半あたりで次々と泳ぎ始める。

元帥は後半の中盤あたり,僕はさらに後ろからスタートした。

 

前日の練習では,かなり遠くまで泳いでも足が着いた。

しかし,当日はまったく違っていた。

時間帯が違うのだから当たり前なのだが,

潮が満ちている時間で,ほんの少し泳いだらかなり深くなっている。

「とりあえず最初の小さなブイまで泳げば落ち着くから」

という元帥のアドバイスも虚しく,

最初のブイまでの半分足らずでスタート地点まで戻りたくなってしまった。

試しに泳ぎをストップさせて後ろを振り返ってみると。。。

なんと,僕よりも後ろにまだ10人以上いるではないか。

さすがにこのまま引き返すのはカッコ悪い。

「キャップとゴーグルはやけに派手だけど,大したことないのね。」

2015-03-08 15.57.07

なんて言われたくない。

引き返すことを諦めた僕は,観念して,

再度前を向いた。

 

 

作戦は,「いのちだいじに」

そこから,ゆっくりと,クロール。

一かき一かき,ゆっくりと進む。

足が着かなくなってから,正直こわくてこわくて仕方なかった。

でも,ここまできたら,泳ぎ切るか,リタイヤするか,

さもなくば死ぬか,どれかを選ぶしかなかった。

もちろんこんなところで死にたくはなかったし,

他のメンバーの手前リタイヤもしたくなかったので,

消去法で,泳ぎ切ることに賭けてみることにした。

 

海では,死ななければ,なんとかなる。

こう自分に言い聞かせ,死なないことを最優先に考え,進んだ。

作戦は「いのちだいじに」である。

「いのちだいじに」と言っても,全く攻撃しないわけではない。

死ぬ予兆が現れたらまず真っ先に回復を優先するだけで,

体力が回復したら攻撃に転じるのだ。

守りを固めてから(落ち着いた呼吸を確保してから),

攻めに転じる(前に進む)。

泳げない人間には。これが一番だろう。

陸上における亀のようにのっそりゆっくりとしたペースで進んだ。

 

おじさんの嘆きに戦意喪失しかけたが…

今回のスイムコースはこうだ。

手前が海岸であり,スタート後まず左前方へ300m,

右に折れて400m,そしてまた300mでもとに戻る。

これを2周するのだ。

 

いまどこにいるかというと,まだ,3分の1くらいしか進んでいない。

長い,長い,100mだった。

クロールで進んだり, 止まって浮いたりしていると,

50歳くらいのおじさん同士が会話している。

「波高いなあ」「こわいわあ」

海で会話する余裕があるならもっと速く泳げるだろ!

なんてことをそのときの僕が考えられる余裕などあるはずもなく,

今日の波は高いのか,,,本当にやばいのかもしれないな。。。。

とネガティブなことばかり考えてしまう。

気付けば周りにはほとんど人がいなくなっていた。

 

やっぱり無理だったんだ。

もう,トライアスリートにはなれなくてもいいや。。。

そんなことが何度もアタマをよぎった。

 

しかしそれでも泳ぎをやめなかったのは,

ポセイ丼メンバーのとあるブログを思い出したからであった。

★★★★★★★★★★

【編集後記】

今日から2日間,館山でトライアスロン合宿です。

初日は無事終了。

なぜ無事かというと,スイムがなかったから(^^;)

明日はスイムがあるので風邪でも引いて休もうかと思ってます。

 

ないすとぅみーとぅ!

 

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