村上春樹ファンorランナーじゃなくても大丈夫!「走ることについて語るときに僕の語ること」

読書
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ランナーなら必読図書でしょう。存在は知っていたものの,どうも手が伸びませんでした。

しかし,勝田マラソンを走っているときにふとこのタイトルが頭に浮かび,

読んでみようという気になったのです。

 

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村上春樹ファンはたくさんいます。

ですが,私はそのうちの一人ではありません。

彼の著作は今まで1作しか読んだことがないくらいです。

 

この本は,村上春樹が好きだからではなく,ランナーとして一回くらい読んでみよう,といった程度。

そんな軽い気持ちで読みましたが,,,衝撃を受けました。

これが,超超超一流の書く文章か,と。

マラソンに関する心の状態や身体の状態を,こんなにも分かりやすく表現できるものなのか。

 

気が付いたのは,

「多様な比喩の多用」

これが,分かりやすく,イメージしやすくしてくれているのでしょうね。

ランナーじゃなくても,走るとはどういうことなのか,イメージできるはずです。

 

目次の一部を紹介します。これだけでもそそられませんか?

・誰にミック・ジャガーを笑うことができるだろう?

・もしそのころの僕が,長いポニーテールを持っていたとしても

・もう誰もテーブルを叩かず,誰もコップを投げなかった

・少なくとも最後まで歩かなかった

 

 

基本的には納得しながら,わかるわかるとうなずきながら読んでいたのですが,

一つだけ,「ハッ!」とさせられたフレーズがあります。

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僕の場合,こうして運動を続けているのは「小説をしっかり書くために身体能力を整え,向上させる」

ということが第一目的なわけだから,レースやら練習やらのためにものを書く時間が削られてしまうと,

それは本末転倒というか,ちょっと困ったことになる。

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最近,何でもかんでもレースに出ればいいとばかりに申し込んだりしていましたが,

本業に支障がでてしまっては本末転倒です。

いまのところ,大きな支障はない(と思っているだけかもしれません)ですが,

今後のことを考えて,頭の片隅に入れておきます。

 

ランナーじゃなくても学びがあります。

ランナーなら尚良し,という感じでしょう。

オススメです!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【編集後記】

今週末はまた大雪になる可能性があるみたいですね。

夏だけじゃなく冬も異常気象なのでしょうか(^^;)

【1日1挑】

・新宿の「でめ金」にてランチ

 

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