【Vol.185】日経平均株価の急落に踊らされないために。

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

先日,日経平均株価の1日の下落幅としては過去11番目に大きい金額という記録が出ました。

http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNAS3LTSEC1_23052013000000

 

一本調子で上昇してきた相場に一服感がでてきています。じーーっと上げ相場を眺めてきて,儲かりそうだから自分も株をやってみよう!ということで初めて株に投資をしてみた人も世の中にはたくさんいるでしょう。そんななかでのこの大幅下落。初めて株を買ってみた人のなかには,高値でつかんでしまって一日で大損してしまった人もいるでしょう。それまで少しずつ株価が値上がりしてきた人も,この相場でパニックになり売ってしまった人もいるでしょう。

スリルを味わうための投資であればこのような投資スタイル(=好きな株を買ってその会社の株価を毎日追っていく)もありだと思います。しかし,お金を殖やしたいというのであれば,あまりに無謀。まわりがやってるからとか,株価が上がっているからとかの理由で株式投資を行うのは極めて危険と言わざるを得ません。そもそも株式相場が今後どうなるかは誰にもわからいんですよ。毎日のようにプロが株価予測などをしていますが,当たるときは当たるけど当たらないときは当たらない。人間が行う予測というのは,さいころを振っているのと変わらないようなものなのです。

そんな,プロでも当てるのが難しい相場で素人が簡単に儲かるわけがありません。まずはこのことをしっかり認識して下さい。

そして,最も大切だと思われること,それは,

株を買うなら余裕資金で。

いま,自分の口座に100万円あるとして,その100万円すべてを株式に投資してしまったらどうなるでしょう。明日は上がるかもしれません,明後日も上がるかもしれません。もしかしたら明明後日も上がるかも。でも,その次の日には下がるかもしれません,その次の日も下がるかもしれません。10日連続で下がるかもしれません。もしかしたら,その会社が急に倒産してしまうかもしれません。

そうしたら,あっというまに財産を失ってしまいます。その後の生活,どうしましょう。困りますよね。

ですから,株を買うなら余裕資金で買いましょう。余裕資金とは,必要最低限の生活費の数ヶ月~数年分を超えた部分の資金です。必要最低限の生活費を何ヶ月分にするかは人によりけり。1ヶ月分,3ヶ月分,1年分,2年分などさまざまな意見があります。個人的には,できれば1年分,少なくとも6ヶ月分は欲しいな,と思っています。その資金は確保した上で,余剰の部分を株に回す。そうすれば,仮にその会社が倒産してパーになってしまったとしても,当面困ることはないでしょう。

また,余裕資金で投資をすることで,あまり株価の動きが気にならなくなります。急な下落があっても気にしないで済みます。そのスタンスが,最終的には儲けにつながると思います。

 

余裕を持つこと,これは投資においてもビジネスにおいても人生においても大切なことなのではなかろうかと思うのです。何か仕事を頼もうと思ったら,ヒイヒイ言って余裕のなさそうな人よりも,余裕のある(ように見える)人に頼むでしょう。余裕のある(ように見える)男の方が女性にはモテるでしょう。自分がお腹ペコペコなのに,他人に食べ物を分けてあげられるでしょうか。なかなか難しいと思います。まずは自分が余裕になることです。

最初は見せかけでもよいです。余裕があるように振る舞うことから始めてみませんか。

 

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

複利のような人生を。

 

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